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会長 ご挨拶

  一般社団法人北海道ファシリティマネジメント協会 会長 新保 幸一

  

 一般社団法人北海道ファシリティマネジメント協会(HFMA)は、1993年に設立された北海道オフィス環境懇話会を前身とし、2004年には全国各地のファシリティマネジメント(FM)推進組織として初めて社団法人化を実現、2008年からは一般社団法人として今日に至っています。

当協会はFMに関連する様々な分野や業種の企業や団体等で構成されており、公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)と連携しながら、FMの普及啓発と導入支援(講演会、セミナー、講師派遣等)、人材育成の支援(ファシリティマネージャー資格取得講座)、情報収集及び情報提供、関係諸機関との連携等の活動を行っています。

 

FMとは、「企業・団体等が組織活動のために、施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動」と定義されています。(JFMA発行:公式ガイド ファシリティマネジメントによる。)

もう少しわかりやすく言うと、企業や団体(公的機関も含まれます)が保有する施設の実態(立地環境、建物規模や老朽度、設備水準、使用状況等)を的確に把握するとともに、今後の運営方針や経営戦略に照らし合わせて最適となる施設の在り方を示すことがFMの目標であり、その実践に必要な技術やノウハウの集合がFMの実務であると考えられます。

かつての施設は、足りなくなったら増築するもの、古くなったら壊して建て替えるものでした。

しかし、産業構造が大きく変わり、経済活動の変革スピードが速まり、人口減少傾向が定着し、人々の意識に新たな価値観が生まれる時代にあっては、保有する施設をいかに有効活用するか、利用する皆様にいかに快適で魅力ある施設を提供できるかという視点が重要になってきています。

「資産価値と使用価値の最大化」と「整備・運営コストの最適化」の両立がFMの目的であり、この実現のために多業種の専門家が協働して取り組むのがFM活動の本質といえます。様々な変化に素早く賢く対応していくため、今後ますますFMが活躍する機会が増えていくと考えています。

 

当協会の特色の一つが参加会員の分野や業種が多岐にわたることで、建築、設備、不動産、ビル管理、メンテナンス、セキュリィティ、家具什器、設計、コンサルタント等に加え、様々な公的協会や公的団体に参加していただいています。ビジネスや学術の分野では異分野交流や異業種による共創がトレンドになっていますが、我々には発足当初から分野や業種を超えた活動を実践してきた経験や知見があります。一般的に社団法人や財団法人は同じ分野や業種で構成されることが多いのに比べ、この経験や知見は当協会の特色であり、かつ一番の強みでもあることから、今後の活動においてもこの強みをより一層活用していきたいと考えています。

また、FMの専門資格としてJFMA等3団体が実施する認定ファシリティマネージャー資格制度があり、当協会も受験者向けの特別講座や既に資格をお持ちの方々向けのスキルアップセミナー等を実施しています。2025年度からは、論述試験の廃止、登録要件における実務経験の不要など、より広くより多くの方々に資格を取得していただけるよう試験内容が一部変わりますので、当協会においても資格者の拡充に向けてより一層の支援を続けてまいります。

 

 当協会は、FMに関する多様な取り組みを通じて法人会員、個人会員の皆様との情報交換や情報発信を行うとともに、関係諸機関との連携に努め、北海道におけるFMの普及・発展に尽力するとともに、FMを活かしたまちづくりや地域活性化に貢献していきたいと考えております。

皆様のより一層のご支援・ご厚情をお願い申し上げます。 

  

令和7年 4月