9月5日(水)から9月7日(金)にかけて、東日本大震災復興支援視察を行いました。
宮城県仙台市~石巻市~南三陸町~松島~名取市を視察。
各町々にあった震災瓦礫は、一時保管場所に集められ瓦礫の山を形成していました。
詳細の内容は、写真付きで説明いたします。
9月5日(水)
宮城県石巻市日和山より石巻港を望む
海岸沿いには、震災で使用できなくなった自動車や
オートバイが 一時保管され、瓦礫の山となっていました。
手前には、以前の町並みは全くありません。
家の基礎部分が雑草の中に確認できます。
9月5日(水)
石巻市海岸沿いにあった石巻市立病院跡(写真中央)
外観上は、きれいに見えますが、震災時、津波をかぶり
内部は使用できないそうです。
現在は、新しい場所への移設を計画しているとのことです。
9月6日(木) 早朝
南三陸町ホテル観洋から対岸の景色を望む
遠景でわかりにくいですが、南三陸町の中心街があった
場所です。(夜は信号の灯りのみ)
今は、鉄筋の骨組みがわずかに残るだけです。
宿泊したホテルも津波が押し寄せ、1、2階部分が
破壊されたそうです。
写真左側の山の中腹あたりの家屋は、津波被害を
免れたそうです。
9月6日(木)
南三陸合同庁舎跡 (海岸から約1.5㎞)
鉄筋3階立ての3階部分まで津波が押し寄せ、ビル内部が
破壊されています。
屋上に避難された方は、辛うじて助かったそうです。
下にの建物各部を掲載
9月7日(金)
宮城県名取市災害廃棄物処理業務現場事務所内
視察前に環境省宮城県内支援チームの方により、
廃棄物処理業務についての説明を受けました。
今回は、西松建設㈱様のご好意により亘理名取ブロックの
災害廃棄物処理業務の視察が可能となりました。
※西松・佐藤・奥田・グリーン企画・上の組
特定業務共同企業体
亘理名取ブロックの災害廃棄物処理現場の写真
宮城県の災害廃棄物処理は、以下のブロックに区分けされています。
①仙台市
②亘理名取ブロック(名取市、岩沼市、亘理町、山元町)
③宮城東部ブロック(塩竈市、多賀城市、七ヶ浜町)
④松島町
⑤利府町
⑥石巻ブロック(女川町、石巻市、東松島市)
⑦気仙沼ブロック(気仙沼市、南三陸町)
※環境省公表資料より(H24.7.31現在)
市町村 |
災害廃棄物 推計量 (千トン) |
災害廃棄物の 処理処分量計 (千トン) |
災害廃棄物の 処理処分割合 (%) |
仙台市 | 1,344 | 379 | 28.2% |
亘理名取ブロック | 2,145 | 416 | 19.4% |
宮城東部ブロック | 823 | 347 | 42.2% |
松島町 | 79 | 44 | 55.5% |
利府町 | 19 | 17 | 86.5% |
石巻ブロック | 5,792 | 1,641 | 28.3% |
気仙沼ブロック | 1,802 |
214 |
11.9% |
宮城県計 | 12,004 |
3,058 |
25.5% |